詳細 | |
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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 伊藤 高史 |
タイトル | メディア利用と生産性 |
内容 | 私たちはメディア技術の発展に伴って、便利で豊かな暮らしを手に入れてきた。しかし、メディアを利用すること自体のリスクは存在しないのだろうか。バルイラン大学の研究では、テレビの視聴時間と学業成績の間には、一定の関係性があることが分かった。同様に、パソコンやスマホなどのメディア利用においては、人間に対するどんなメリットとデメリットが存在するのかを検討する必要があるだろう。心理学の領域におけるワーキングメモリやエフォートフル・コントロールと生産性の間に一定の関係性があると想定し、それらの変数とメディアの利用状況の関係性を検討した。メディアの利用に応じてドーパミンの分泌が変化することについても検討しつつ、アンケートによって、エフォートフル・コントロールとメディア利用について調査を行った。その結果、スマホの使用時間が長い人ほど注意の制御能力が高く、1日に多くの人とメールやラインをする人ほど、行動抑制の制御能力が低いことが分かった。 |
講評 | 英語の文献にも挑戦して,理論研究から実証研究に挑もうとした意欲的な試みでした。しかし,理論の話に引っ張られて,論理的に仮説を設定したり,具体的に実証研究をデザインしたりする点で躓いてしまったようです。結果的に,量的な分析を行うには標本数が23でちょっと説得的な結論を出すには難しいところがありました。しかし,試行錯誤してよくやってくれたと思います。 |
キーワード1 | メディア利用 |
キーワード2 | 生産性 |
キーワード3 | ワーキングメモリ |
キーワード4 | エフォートフル・コントロール |
キーワード5 | ドーパミン |
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