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学科 メディア学科
年度 2019
ゼミ名 竹内 幸絵
タイトル 日本人が持つイタリアのイメージとギャップについて -代表的な観光名所とイタリア=オシャレの理由-
内容 留学先で多国籍の友達ができた際に、各国のステレオタイプは良くも悪くも面白いコミュニケーションの一種だと感じた。そこで本論文では、当初からずっと疑問に思っていた、各国のステレオタイプのイメージはなぜ発生するのか、どのように形成されるのか、また、イメージと実像の相互間にどのようなギャップが生じているのか、といった点について考察を行う。数多くの国がある中でも、イタリア人の親友を訪ねた経験を基にイタリアにフォーカスして調査する。「イタリアの代表的な観光名所」と「イタリア人に対するイメージ」これら2つの質問に対してのアンケート結果を比較し、ステレオタイプと実像のギャップを明確にしていく。その中で導き出された「オシャレ」というキーワードに注目し、「イタリア=オシャレ」の形成理由についても様々な角度で分析する。最終的に、まだ行ったことのない土地、出会ったことのない人々に対して、どのように自分自身がアプローチしていくことが大事か言及する。
講評 留学を機に国際的な友人との交友が多くなる中で、筆者は様々な国の各個人が持つ「国」に対する異なる認識に興味を持つようになった。しかし論文のテーマとしてこれらすべてを扱うのは広すぎる。この関心をどのように絞り込んでいくかを時間をかけて悩んだ。多国に広げずイタリア一国に絞ろうと決断した後は、個別事例(ピサの斜塔・コロッセオ)にさらに絞り込んでいったことで、当初のぼんやりした問題意識が次第に払しょくされ、論文を成功に導いたと思う。視覚効果の高い観光地の「ステレオタイプ」と「そのギャップ」への踏み込みは、「インスタ映え」という言葉が日常語となったこの数年を大学生として過ごした筆者の世代を的確に表す研究となった。世界市場に対峙する仕事を選んだ筆者のこれからに、この論文での思考がどこかで役に立つことを祈念したい。
キーワード1 イメージ
キーワード2 イタリア
キーワード3 オシャレ
キーワード4  
キーワード5  
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