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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | 国際的なファッション・ビューティーブランドにおける「色」の役割-シャネルと資生堂を例として- |
内容 | 「色」は広告において、受け手に特定のモノ・内容を思い浮かばせる一つの記号だと考える。広告以外では、「色」は様々な分野・領域においてどのような役割を果たしているのか。それを分析するため、私たちの身近にある最も「色」を活用しているファッション・ビューティー分野に焦点を当てた。世界的に有名なブランド――シャネル、資生堂を選択し、それらにおける「色」の役割は何なのか。国際的なブランドがもたらす影響を考察するため、日本人と中国人に両ブランドへのイメージ調査をアンケートで行い、それをもとに、ブランド側の思考とマッチングするかを検証。そして、ブランドの「代表色」の影響を受け、受け手(消費者)はどのように行動するのかについて研究した。さらに、歴史的な要素や現代におけるマーケティング的な効果を含め、「色」の役割を考察した。「色」がデザイン・広告宣伝において、極めて重要な役割を果たしていることが結論となった。 |
講評 | 化粧品は日用品というだけでなく自分らしさを表現するための重要なツール。日常的にこのように意識する筆者は、自身がブランドを選択、決定する際にブランドの「色」を重視していることに気づく。これは自分だけなのか。これが本研究の発端である。資生堂とシャネルというブランドの社会認識を、日本と中国両国でのアンケートから明らかにしようと行った分析は、日本の若者ことばを完璧なまでに繰る彼女の真骨頂であった。さらにそれぞれのブランドが制作する動画や広告、パッケージの特徴の分析をも行い、いかに黒(シャネル)と赤(資生堂)が効果的に用いられているかを多彩な方法で検証していく。「色」が記号となって消費者に働いている、すなわち「色のチカラ」を見極めていく論文は、自国と日本とそして化粧品が大好きな彼女らしい文化論そしてブランド論に仕上がった。 |
キーワード1 | 色 |
キーワード2 | デザイン |
キーワード3 | ビジュアル |
キーワード4 | ブランドイメージ |
キーワード5 | 広告 |
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