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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | 2019年にプロゲーマーは職業として成立するのか |
内容 | 今日インターネットが急速に発展しゲーム業界ではオンラインで競い合うEスポーツという言葉が生まれている。そして、このEスポーツで活躍して職業としている人のことをプロゲーマーと呼ぶ。プロゲーマーがプロ野球選手やサッカー選手のようなプロ〇〇と同じなのだろうか。本論文はプロ選手という職業としてプロゲーマーが成立しているのかを検証した。本論ではプロ選手の定義をサッカー、バレーボール、セパタクロー、テコンドーの4つのスポーツのプロ選手を参考に定義した。その結果、プロ選手の定義は①プロ契約を交わしているか②人気を得ることができているか③資格を保有しているか④高い技術を保有しているかどうか⑤生計を立てることができるかの5点となった。この5点をゲーマーと照らし合わせ検証すると①②④⑤に当てはまり総合的に職業プロゲーマーとして成立していることがわかった。しかし、まだまだ新しい職業で整っていない部分も多くあり、プロゲーマーが社会で認められるために発展していく必要がある。 |
講評 | デジタルゲームは今や大学生の日々に欠かせないコミュニケーションツールである。一昔前の、閉じこもって遊ぶ(一人きりで個室で行う)というイメージは消失し、彼らはネットワークで遠隔の見知らぬ人と繋がりゲームを楽しんでいる。筆者はこの「ゲーム」という新しい業界を卒論のテーマに選んだ。世界大会も開催され拡大を続けるゲームの世界で、今後「プロ化」はあり得るのか。筆者はこれを研究課題と位置づけ、プロ・スポーツと囲碁等を元に「プロ」とは何かを規定したうえで検証を進める。プロ契約の有無、人気、資格、高い技術の保有、収入源の5つをプロの定義として整理し、今日既に一部のプレイヤーは「プロ」として社会に存在が認知されていると結論付けた。人気の高いプロゲーマーは、スポンサー収入、グッズ収入、SNSのフォロワー数等拡大の一途をたどっている。当業界の状況を5年後10年後に振り返るために有益な論文となったと思う。 |
キーワード1 | Eスポーツ |
キーワード2 | オンラインゲーム |
キーワード3 | プロゲーマー |
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