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学科 | メディア学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 竹内 幸絵 |
タイトル | “生”の体験がもつ魅力とその活用法について-よさこいを例に- |
内容 | 1954年に高知県で生まれたよさこいは、日本中に伝播し、今や全国200カ所以上で祭りが開催されるほど人気を博している。踊り子の声、揃った振り、会場の熱気。“生”で見る演舞の迫力はすさまじく、感動を覚える。よさこいの演舞を見る際、人々は映像で見るよりも会場に足を運び“生”で見ることを好むのではないだろうか。本論文では、よさこいの演舞鑑賞方法に関するアンケート調査を実施し、仮説を検証すると同時に、規模感や業界も異なる様々な“生”の体験を分析し、“生”の体験が共通してもつ4つの魅力を明らかにした。また、“生”の体験は、様々な業界においてその魅力を駆使し、業界全体の市場規模の拡大や、注目度の向上など有益な働きをしていることも判明した。考察では、“生”の体験を現代社会においてさらに活用していく方法としてイベント型広告という道を提示し、実際の成功例を挙げ、分析することでその将来性や有用性についても述べている。 |
講評 | よさこいサークルで活動してきた経験を持つ筆者がこだわったのは「ライブ(生)の魅力」である。今日では日本のどの大学にも必ずと言っていいほどある創作ダンス「よさこい」サークル。学生サークルの中でも特にYouTubeやインスタグラムといったSNSメディアを積極的に使っているジャンルであり、オフィシャルサイトを持ち常に演舞を配信している。つまりYouTube等で演舞を見ることが出来るのだが、にもかかわらずライブ(生)が良いと考えられているという結果を筆者はアンケートから獲得する。これを研究の契機に、演劇と映画の比較論文、音楽業界でのライブ活況、プロ野球の観客動員数の増加、本年大きく盛り上がったラグビーワールドカップと比較し、「生の体験」が持つ魅力とは何かを、より深めた考察に仕上げてくれた。自身がイベントを創る仕事に就く彼女に、この論文での考察は間違いなく活きることだろう。 |
キーワード1 | よさこい |
キーワード2 | 生の体験 |
キーワード3 | イベント型広告 |
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