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学科 産業関係学科
年度 2019
ゼミ名 石田 光男
タイトル 非正規雇用の現実とキャリアについて
内容 現在、日本では非正規雇用に関する問題が議論によく挙がる。しかし、一口に非正規雇用といっても、その定義は統計によってまちまちであり、捉えどころが曖昧である。そこで、非正規雇用をいくつかの型にあてはめて考えることで、新たな発見があるのではないかと感じた。その中でも特に少数派である不本意型の非正規雇用に着目して、考察していく中でストレスの水準が正社員や本意型の非正規雇用とはかけ離れていることが明らかになった。この事実を踏まえ、捉えどころが曖昧な非正規雇用問題の解決の一歩として不本意型の非正規雇用の現実やキャリア形成について非正規雇用増加の背景や、非正規雇用の定義を明らかにした上で、ジョブカード制度や正社員登用制度などと絡めて考察を行った。その結果、ストレスの水準が低い不本意型の非正規雇用労働者にとって、転職のように新たな環境で働くより、ストレスの少ない同じ職場環境でキャリアアップでき、正社員登用という大きなモチベーションを持って働くことができる点は、非常に効果的であると感じた。このような小さな一歩が、非正規雇用問題の現状を打破する道へと繋がるのではないだろうか。
講評 「非正規雇用の現実とキャリアについて」は、非正規雇用問題でも不本意の非正規雇用に問題の中心があることを着眼点にして、正規登用制度の重要性を指摘した論文である。それはその通りであるが、その制度の実態、登用のルールへの考察に及んでいない点が惜しまれる。やや執筆開始の時期が遅れたことが原因である。
キーワード1 不本意型非正規雇用
キーワード2 正社員登用制度
キーワード3 能力開発
キーワード4 ストレス
キーワード5  
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