詳細
学科 産業関係学科
年度 2019
ゼミ名 石田 光男
タイトル 外国人労働者受け入れ制度に関する考察
内容 本論文では、日本で働く外国人労働者の現状を、統計を踏まえて理解した上で、「外国人技能実習制度」と新たに新設された在留資格である「特定技能」の制度について記述・比較することにより、外国人技能実習制度の運用に際して生じていた諸問題について、特定技能の制度で改善することができるのかを分析したものとなっている。2章では、厚生労働省の外国人雇用状況の届け出の統計をもとに、現在日本で働く外国人労働者の状況や属性、今後どのように変化していくのかを分析した。3章では外国人技能実習制度の概要と、実際に発生している問題について守谷、斎藤らの先行研究を参照し、明らかにした。4章では、特定技能の制度概要について記述し、これを踏まえた上で、5章で両制度の項目別比較を行い、比較の結果から特定技能制度は外国人技能実習制度が抱える問題を解決しるのか考察したものとなっている。
結局のところ、特定技能の制度では、技能実習制度が抱える問題を解決するどころか、受け入れ先によって、待遇が二極化する恐れがあるという結論に至った。問題を解決できない以上は、抜本的な制度の見直しが必要であると主張する。
講評 「外国人労働者受け入れ制度に関する考察」は、「外国人技能実習制度」と新たに導入された「特定技能制度」との比較をした論文である。制度の比較を通じて、この問題の焦点を浮かび上がらせるという論述には至っておらず、その点が物足りない。
キーワード1 外国人労働者
キーワード2 人手不足
キーワード3 外国人技能実習制度
キーワード4 特定技能
キーワード5  
戻 る
Copyright (C) Doshisha University All Rights Reserved.