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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 岩月 真也 |
タイトル | 中小企業の人手不足 |
内容 | 日本企業と言えば大企業の名を思い浮かべることが多いが、現在、日本の企業のほとんどは中小企業であり、従業者の約70%がそこに勤めており、日本の経済を支えていると言える。しかし、この中小企業は人手不足という大きな問題を抱えている。2013年から全業種で人手不足感が強くなっている。その原因は何かを見ると、従業員規模が小さい企業ほど給与や休日日数といった労働条件は低い水準となっており、また、新卒者・転職者の募集においても知名度が低く大企業と比べて、情報を広く発信できずに集めることができていないことが分かった。しかし、実際に人手不足への対応として労働条件を大企業並みにすることや、広く情報発信して募集することは資金面から難しい中小企業が多いであろう。そこで、外国人労働者を雇ったり、女性や高齢の労働者の活用を進めたりすることが改善への道であると考えられる。このように、中小企業は多様な人材を活用していくことで、この課題を克服していき、より日本経済を支えていかなければならない。 |
講評 | 本作品は、著者自身の就職活動という身近な経験から着想したものである。中小企業の人手不足やその対応について、豊富な統計データや事例を適切に引用しながら、中小企業を取り巻く厳しい現実を分析している。人手不足の中小企業に対しては、外国人労働者、女性、高齢者の活用が提案されているけれど、実際にそのように事が進むのか否か、もし進まないとすればなぜなのか。どう説明すればよいのか。著者の今後の研究課題である。期待したい。 |
キーワード1 | 中小企業 |
キーワード2 | 人手不足 |
キーワード3 | 従業員規模 |
キーワード4 | 多様な人材 |
キーワード5 | |
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