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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 岩月 真也 |
タイトル | テレワークの普及拡大に向けた課題について |
内容 | 昨今の日本は個人を取り巻く環境や価値観の多様化が進んでいる。社会で生きる人々が多様化していく中で、働き方にも一人一人のライフスタイルに合わせた多様性が必要になってくるのではないだろうか。本論文ではテレワークというICTの発展とともに誕生した新しい働き方に着目した。現在テレワークの導入率は19.1%と、2 割にも満たない導入率であるが、実際にテレワークを導入した企業では効果的な結果が出ていたことや、導入したことでマイナスな方向に働いた企業は0%であったこと、労働生産性が導入していない企業よりも 1.6 倍も高いことなどから、メリットがあるように思うが、なぜテレワークという働き方は普及しないのか。日本におけるテレワークの普及率や取り組みの現状を知り、その上で普及に向けた課題を明らかにするため研究を進めた。すると、実施意向があるにも関わらず、テレワークを実施できてない原因は制度や環境が整っていないことが大きいということを筆頭に、業務特性、セキュリティ、コミュニケーション、労働管理の面での課題が浮き彫りになった。今後、新しい働き方を発展させていくには、この課題に向き合っていく必要がある。 |
講評 | 本論文は、人々の価値観が多様化し、それに伴い、多様な働き方が求められている状況下において、テレワークという働き方に着目している。テレワークの有用性を中心に議論するのではなく、一見望ましいように見えるテレワークがなぜ日本において普及しないのかについて探っている点に好感がもてる。今後、著者が社会人として働く中で、テレワークという働き方の可能性や困難性に関する理解をより深めてもらいたい。 |
キーワード1 | テレワーク |
キーワード2 | 普及率 |
キーワード3 | 低普及に対する課題 |
キーワード4 | ワーク・ライフ・バランス |
キーワード5 | |
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