詳細 | |
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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 寺井 基博 |
タイトル | スポーツから考えるリーダーシップ論 ~企業で活かすリーダーシップ方法~ |
内容 | 本論文では、私の同志社大学体育会テニス部の主将としての経験を今後会社で勤続年数が上がりリーダーのポジションに立った際、どの様に有効活用すればリーダーシップを発揮させそれぞれが持つ知識や経験等を組織の中で最大限活用して経営課題に立ち向かい結果を出していく事が出来るのか自分なりに考察した。その為にまずはリーダーシップの定義や個人競技の組織をまとめる難しさを理解し、自身の部での3年半の取り組みや主将としてトップダウン型からボトムアップ型へ組織改革した背景や経験を記述した。また体育会の様な上下関係や規則がある組織の中で、団体戦で結果を出せる部にする為には個人戦でも勝てる組織にする必要があると考え、元プロテニス選手へのインタビューを行い、強い選手が居る組織でリーダーシップを取る難しさについても言及した。これらの研究から個人競技の組織でリーダーシップを発揮する難しさは、個人成績が重要な為個人と団体の折り合いのバランスが難しい所にあると考えた。またリーダーは、組織の状況やメンバーの能力を把握し、リーダーシップを使い分ける事が求められる。私はこの研究を今後の社会人生活に活かしていきたい。 |
講評 | 卒業論文の作成は、先行文献を読み込み、時にはインタビュー等の調査を行い、それらの知見をもとに自らの考えを文章にまとめるという地味で忍耐を要する作業なので、まずは各人が関心をもって取り組むことができるようにするため、テーマは自由とした。 提出された卒業論文のテーマは、長時間労働、非正規雇用、女性労働、高齢者雇用など働き方改革に関するもの、リーダーシップやマネジメントなど組織運営に関するもの、採用や転職などキャリアに関するもの、貧困などの社会問題に関するものに分かれている。いずれも、自身の経験あるいは家族・友人の経験に根差した具体的な事柄に関心が寄せられていたので、明確にテーマ設定されたものが多かった。 テーマが明確で論点が絞られている論文ほど、論旨も明瞭であった。例えば、長時間労働を扱った論文では、長時間労働の原因を法制度から読み解き、ホワイトカラー・エグゼンプションという解決策を提示する見解について、産業関係学の観点からの再検証が試みられた。法律が守られるためには、法律によって設定された基準を遵守するための職場ルールの形成が不可欠であることが指摘される。また、スポーツにおけるリーダーシップ論に関する論文では、個人競技でのリーダーシップ発揮の難しさが論じられている。 また、論文作成に費やした時間に比例して、論点把握や考察が深まる傾向にある。文献レビューやインタビュー内容の考察などの地味な作業が、論文の出来栄えに大きく影響しているものと考えられる。 先行文献のレビュー、問題把握、文章構成などに精粗はあるものの、ゼミ生全員が卒業論文執筆に真面目に取り組んできたことは大いに評価に値する。この卒業論文は紛れもなく「大学生活の到達点」であり、各人はここから社会人としての一歩を踏み出しさらに研鑽を積んでもらいたい。 |
キーワード1 | リーダーシップ |
キーワード2 | マネージメント |
キーワード3 | トップダウン型 |
キーワード4 | ボトムアップ型 |
キーワード5 | |
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