詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 流行現象について――「女子」が追い続けるものとは―― |
内容 | 私が選んだ卒業論文のテーマは「流行」である。流行に関して「誰が流行をつくっているのか」や「なぜ若者は流行が好きなのか」など様々な疑問を抱いているということからこのテーマを選択した。流行がどのように発生し、広がっていくのかというような、流行という現象そのものについて女子大学生を対象にしたアンケートや文献などを用いて論述する。流行を調べるにあたり私自身が流行していると感じているキーワードである「女子力」について考察している。女子大生は女子力というキーワードをどこで知り、誰に伝えているのか、メディアはキーワードの解釈や拡大にどのように影響を与えているのか、そしてその流行が小流行から大流行に至るまでのプロセスの中でメディアの役割や関わり方に着目し展開していく。 |
講評 | 流行というと、ある形をもったものが広まるプロセスの研究が多いが、「女子」という漠然としたイメージの中に、様々な要素がどんどん投げ入れられて、ひとつの流行をつくっていく描写が非常に興味深かった。メディアの影響の大きさは今さら指摘されるまでもなく、口コミがそれに加勢していることも新しい発見ではない。ただ、「女子力」の中身を問う調査では、「〜をきっちりこなす」とか「〜ができること」とか「〜を磨く」とか、その人の能力や努力を評価するような基準が多くあげられていて、「女子」の世界とは、厳しい競争選別社会なのだと再認識した。 |
キーワード1 | 流行 |
キーワード2 | メディア |
キーワード3 | 社会心理 |
キーワード4 | 女子 |
キーワード5 | 大学生 |
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