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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 私たちのケータイ力――素晴らしきコミュニケーションツール・ケータイ!――
内容  私たちは現在、コミュニケーションを取る上で欠かせないツールを手にしている。それは携帯電話である。このケータイを手にした私たちの生活は劇的に変化した。友人や家族、上司や後輩…日々の様々な対人関係をケータイ1つでスムーズにつなげることができる。もはや、ケータイは私たちの生活になくてはならない存在となった。しかし昨今、ケータイを利用した事件やケータイメディアのリテラシーなど、ケータイのネガティブな面がよくニュースなどでとり立たされている。私たちはケータイに踊らされているのだろうか?ケータイは本当に私たちの生活を豊かにしているのだろうか?ケータイは対人コミュニケーションを活発に、そして衰退させる効果があった。そしてケータイを使う危険は様々な方面から忍び寄ってくる。そんな危険を伴ったケータイであっても、私たちは手放すことはできない。ケータイで相手つながることは心の安定もたらしてくれるからだ。だからこそ発展をし続けるケータイを、私たちは使いこなさなくてはならない。ケータイがパーソナルである以上、自覚的な意識で使用しなければならない。ケータイは若者にとって「大人」になっていくよい教材となればよい。そしてケータイがリテラシーを理解するきっかけになればと願う。
講評  携帯電話が普及しはじめて15年が経過し、ケータイ研究もほぼ出尽くした感がある。本論文はまさに「総集編」で、なるほど著者の世代が中学生の時から使っていた蓄積の厚さにうなづけた。それにしても、ケータイ研究がなぜこれほどまでに人間関係を指向したものになるのか、評者には理解しがたい。ただ、本来は自然消滅するはずの「ジモ友(地元の友達)」や「中友(中学生の時の友達)」が、高校生になってもポケベルやケータイによって維持されるようになったという事例は、ケータイが現代のコミュニティを形成しているようで、大変興味深かった。
キーワード1 ケータイ
キーワード2 コミュニケーション
キーワード3 パーソナル
キーワード4 『匿名』と『親密』
キーワード5 リテラシー
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