詳細 | |
---|---|
学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 韓国進出日系企業における人事制度の手がかり-本社・現地法人の人事管理比較からみる- |
内容 | 本論文では韓国進出日系企業の人材の現地化に焦点を当てながら、現地化の重要性、韓国を調査国に選定した理由を踏まえて、韓国本国の労働市場の現状を把握した。丸山(2009)が行った韓国進出日系企業の現地化に対する調査では、現地化を多くの企業が進めていること、管理職を現地化することで企業の競争力・業績に良い影響を与えることが確認できた。本論文では、この丸山(2009)に基づき、韓国進出日系企業であるA社に聞き取り調査を行った。実際の人事管理制度を本社・現地法人で比較することで現地化が進んでいるのかを検討し、管理職や人材を現地化することの問題点を浮かび上がらせた。 その結果、制度面ではしっかり現地化が進んでいるところもあったが、評価制度を明確にすることで、現地人材を確保することができるのではないかと考えた。また文化と色濃く結びついた慣習は、すぐには取り除くことができないため、年功制等は漸進的に変革されるべきであるということなど、今後の韓国進出日系企業の人事管理制度の手掛かりとなるような指南書としてまとめた。 |
講評 | 実際に、日本企業の韓国現地法人社長の協力を得ることができ、人事管理制度を非常に詳細に聞きとれたことは、本論文の価値に大きく寄与している。評価制度に課題を残していることや、兵役生活によって上下関係に厳しさがあること等、当該企業の実態を深く掘り下げることで得られた知見は、韓国進出企業にとって大いに参考になるのではないか。 |
キーワード1 | 韓国 |
キーワード2 | 日系企業 |
キーワード3 | 人事管理制度 |
キーワード4 | 現地化 |
キーワード5 | 管理職 |
戻 る |