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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 吃音者の就労問題-どこまでが合理的配慮か- |
内容 | 吃音症という言葉が流暢に話せない障害がある。本論文では、「配慮が進んでいない」と吃音者が思う原因は何か、そして吃音者に対してどこまでを合理的配慮とすべきかを調査によって明らかにすることを目的としている。 先行研究では、吃音者は「代わりにやってもらう配慮」よりも「理解する配慮」を望んでいることが分かった。そして、調査対象のA社では、数分という少ない時間の話し合いでも理解が進んでいた。 「配慮が進んでいない」と吃音者が思う原因としては、職場での吃音症の認識不足、話し合いの不足の二つがあると考えられる。吃音者に対して、企業は話し合いの場を設けるという配慮をすべきである。具体的な話し合いの内容は、吃音症という言葉が出ない医学的な疾患があり、不安等の心理的症状があり、その人たちは苦手な言葉を持っており、気合で治るものではない、ということである。 その結果、職場には吃音症の正しい知識が広まり、吃音者は吃音の悪化を防ぐことができると考えられる。 |
講評 | 吃音症は、当事者と周囲でその捉え方に大きなギャップがある障害である。本論文では、当事者にこそ直接アプローチできていないものの、当事者目線で合理的配慮について論じた点に意義を感じる。特に、困難な場面で代わりを務めるのは必ずしも当事者の意に沿う配慮ではないが、円滑な業務遂行とバランスを図る難しさについては深く同意する。 |
キーワード1 | 吃音 |
キーワード2 | 合理的配慮 |
キーワード3 | カミングアウト |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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