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学科 | 産業関係学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 浦坂 純子 |
タイトル | 介護事業所の人事管理と評価体制-採用格差と職場の変化- |
内容 | 本論文は、介護事業所における人事管理と評価体制を事業所規模別に考察した上で、事業所規模によって職場の状態や若手の採用度に大きな違いがあるのではないかという仮説を検証することを目的としている。そこで、事業所規模別の人事管理と評価体制についての取り組み、それに伴う職場、採用の変化を知るために、小型事業所と大型事業所それぞれに聞き取り調査を行った。 調査の結果、小型事業所における採用は、ハローワークや地元のタウンページ、バスの広告掲載等にとどまっており、かなり地域限定的なことが分かった。また、人事管理や評価体制に関しては進んできているものの、勤続年数や資格の評価にとどまっていて、従業員の能力やモチベーションについては改善の余地が見られた。大型事業所における採用は、人事管理と評価体制自体が会社のPRになっていることが分かった。加えて、人事管理や評価の仕組みが従業員のモチベーションにつながっているとともに、職場のモチベーションやサービスの質にも大きな影響を与えていた。 |
講評 | 大企業であるほど人事管理や評価体制がしっかり構築され、採用でも有利なように、介護事業所に関しても同様の状況であることを詳細な聞きとり調査から明らかにしている。最後に少し触れられているが、利用者側にとって大型事業所と小型事業所から提供されるサービスにはどのような違いや棲み分けがあるのかという視点もまた重要ではないか。 |
キーワード1 | 介護事業所 |
キーワード2 | 規模 |
キーワード3 | 人事管理 |
キーワード4 | 職場変化 |
キーワード5 | 採用 |
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