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学科 産業関係学科
年度 2019
ゼミ名 浦坂 純子
タイトル 公立中学校教員の労働時間と部活動の負担
内容  本論文では、公立中学校での部活動顧問の経験がある教員への聞き取り調査を通じて、公立中学校の教員の部活動による働き方や負担の違いについて考察するとともに、部活動の中でも何が負担になっているのかを明らかにする。
 先行研究では、小学校や高等学校の教員との勤務時間の比較も含めた教員の労働時間の実態と長時間労働の原因、部活動の実態について検証されている。
 調査の結果、部活動によって「放課後に行わなければならない他の業務に影響が出ること」に負担を感じていることが分かった。また、「他校と比較した際に、部員数や設備面等の条件が整っている」場合や、「軸となる顧問」であった場合に大きな負担を感じることが分かった。さらに、顧問教員が部活動を負担に感じるまでに4つの過程が存在していた。部活動の業務そのものには負担を感じていなかったため、今後、部活動の時間的な負担を軽減していく必要があると考える。
講評  教員の負担感の一因が部活動であることはよく知られているが、中学校教員2名への聞き取り調査を通じて、その負担感が形成される詳細を明らかにしている。特に、時間的拘束のみならず、勝ち負けや優劣がはっきりする部活動で、成果を挙げなければならないという圧力が負担感を形成しているというのは、本論文で新たに得られた知見だろう。
キーワード1 公立中学校
キーワード2 部活動
キーワード3 勤務時間
キーワード4 教員
キーワード5 負担
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