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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 笑の理論についての研究――くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンを通して―― |
内容 | おかしみとは実際にはどのように作られているのだろうか。この論文ではまず笑いの理論について述べられた数冊の本に触れている。ベルグソン、マルセル=パニョル、林達夫、世良正利、木村洋二である。そしてそれらの理論使って実際に題材を取り上げてその理論の検証を行う。その題材はくりぃむしちゅーのオールナイトニッポンである。くりぃむしちゅーのオールナイトニッポンで目立ったボケをそれぞれにまとめて提示し、さらに理論に絡めて分析している。そのボケの種類として、恥ずかしくさせる、苛立たせる、ギャップをつける、意味のないこと・くだらないこと、そして上田の特徴に分類している。そして補論として現在の漫才師にまつわるデータを掲載する。現在の漫才師の生活について述べられている。 |
講評 | 本年度の卒業論文も、ゼミ生の関心を反映して多様なものとなった。それらの論文は、「食意識」「笑い」「日系二世と三世の意識」「美意識」「幸福」など、さまざまな社会意識を対照としており、方法についても、調査データの分析、ドキュメント分析、文献研究、概念的研究と多様である。 すべての論文からは学生の真摯な努力の後が見られ、結果はほぼ満足のいくものである。ただ、もう少し時間をかければすばらしい論文になると思われるものもあり、この点は少し残念に感じている。 データ収集の難しさ、分析の難しさ、論文構成の決定の難しさ、締め切りに間に合わせて執筆する難しさを学生たちは深く感じただろう。悩んで一時何も書けなくなった学生もいたようだ。それでもなんとか書き上げた学生たちの底力はたいしたものである。ゼミ生全員、今回の執筆の経験を卒業後にも生かして欲しいと思う。 |
キーワード1 | おかしさ |
キーワード2 | ギャップ |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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