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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | 北欧神話が現代の世界にもたらした影響 |
内容 | 本論文では、「北欧神話が現代の世界にもたらした影響」をテーマに、以下のように論じていく。第1章で、北欧神話の概要について述べる。第1節では北欧という地域の括り方や、北欧神話の大きな枠組みについて。第2節ではヨーロッパの神話的歴史について考察していく。第2章では北欧神話の中身に触れていく。第1節では、いくつもある話の中でも大きな節目となる3つを紹介して、北欧神話の世界へのイメージを膨らませていく。第2節では、北欧神話の9つに分かれた世界について論じる。第3節では登場人物達について、特に重要である者達に照準を当てて述べる。そして第3章では、北欧神話が長い時を経て、現代においてどのような存在であるのかを見ていく。第1節では、私たちの生活文化に関してどのような影響を与えているのか。第2節では、北欧からは遠く離れた日本に与えた影響について。第3節では、世界の作品について、『ニーベルングの指環』と『指輪物語』の2作品に照準を当て、より多くの人に与えた影響について考察していく。 |
講評 | 「西洋教育文化ゼミ」では2019年度に14名が卒業論文を提出しました。テーマの設定は全く自由ですが、次に列挙する六つの傾向が認められる結果になりました。 第一に、イギリスの紅茶文化やコーヒーハウス、フランスのカフェといった、飲物を介した人びとのつながりの在り方から現代人の生活に必要なものを考えるテーマ。第二に、グリークラブと音楽史、柔道部と武道教育のように、大学で熱心に取り組んだ芸術やスポーツに関するテーマ。第三に、個人の教育思想と実践としてルドルフ・シュタイナーを2名がテーマにし、第四に、地域の教育文化として北欧の神話や学校教育制度と、北欧諸国と並んで子どもの幸福度が高いと言われるオランダが取り上げられました。第五に、フランスの映画や文学に関するテーマは、映画や舞台芸術への関心から選ばれたものです。そして、中世の女性観と女子教育や現代女性の生き方がテーマにされた背景には、ジェンダーをめぐる問題への関心があります。 以上の六つの柱からなる14の卒業論文には、調査と考察の視野の広さと深まりの点で差が見られるのは残念ですが、ゼミ生が自分の興味関心から執筆を進め、それぞれに可能な範囲で色々な工夫や努力をした跡が認められる点は良かったと私は思います。研究テーマについて各自が調べて考えた内容と、ゼミで中間報告と検討の議論を重ね、提出前には原稿を読み合い確認した経験などが、皆さんの財産になることを祈ります。 |
キーワード1 | 北欧神話 |
キーワード2 | ラグナロク |
キーワード3 | オーディン |
キーワード4 | 指輪物語 |
キーワード5 | ニーベルングの指環 |
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