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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | オランダの子どもたちが世界で一番幸せな理由-学校・社会・家庭から考えるー |
内容 | 本論文は、2013年にユニセフのイノチェンティ研究所が行った子どもたちの幸福度に関する調査において、オランダの子どもたちが世界で一番幸福という結果になったが、オランダの子どもたちが世界で一番幸せとなった理由について学校・社会・家庭の面から考え明らかにしているものである。 本論文は4つの章からなる。第1章でオランダの国の概観や日本との関係について取り上げることによりオランダに対する具体的なイメージをもち、第2章では子どもたちが学ぶ学校について教育制度や小学校の生活からそこで得られる幸福感をまとめ、第3章では子どもたちの生きる社会(校外での生活)とそこで得られる幸福感についてまとめ、第4章で子どもたちが過ごす家庭とそこで得られる幸福感についてまとめる。以上全4章によってオランダの子どもたちが過ごしている毎日に理解を深め、オランダの子どもたちがなぜ世界で一番幸せなのかについて研究し考察をまとめる。 |
講評 | 「西洋教育文化ゼミ」では2019年度に14名が卒業論文を提出しました。テーマの設定は全く自由ですが、次に列挙する六つの傾向が認められる結果になりました。 第一に、イギリスの紅茶文化やコーヒーハウス、フランスのカフェといった、飲物を介した人びとのつながりの在り方から現代人の生活に必要なものを考えるテーマ。第二に、グリークラブと音楽史、柔道部と武道教育のように、大学で熱心に取り組んだ芸術やスポーツに関するテーマ。第三に、個人の教育思想と実践としてルドルフ・シュタイナーを2名がテーマにし、第四に、地域の教育文化として北欧の神話や学校教育制度と、北欧諸国と並んで子どもの幸福度が高いと言われるオランダが取り上げられました。第五に、フランスの映画や文学に関するテーマは、映画や舞台芸術への関心から選ばれたものです。そして、中世の女性観と女子教育や現代女性の生き方がテーマにされた背景には、ジェンダーをめぐる問題への関心があります。 以上の六つの柱からなる14の卒業論文には、調査と考察の視野の広さと深まりの点で差が見られるのは残念ですが、ゼミ生が自分の興味関心から執筆を進め、それぞれに可能な範囲で色々な工夫や努力をした跡が認められる点は良かったと私は思います。研究テーマについて各自が調べて考えた内容と、ゼミで中間報告と検討の議論を重ね、提出前には原稿を読み合い確認した経験などが、皆さんの財産になることを祈ります。 |
キーワード1 | 幸福感 |
キーワード2 | ワークシェアリング |
キーワード3 | |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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