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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | 文化の共存とは――グローバル化時代の社会のあり方を考える―― |
内容 | 文化とはどういったものであるか。学問、芸術、宗教などのように精神的活動から生まれたものをそう呼ぶ。文化とは信念である。人間が自分のアイデンティティを形成するために、文化は必須である。文化はクレオールとして、絶えず交じり合っている。自己の所属する文化を知ることがグローバルな文脈では重要なポイントである。日本と韓国、アメリカとフランスの間などで文化侵略が警戒されていた。アイデンティティにおいて、文化は他者との違いを明確にする。バイリンガルは複数の言語文化を持って複数を生きている。このようなバイリンガルは急速に増えており、異文化の橋渡しの役目を担う。グローバル化は世界が単一の場所として結晶化することである。英語は遠くない将来、脱英米化した世界言語となりうるこれから先は魂のこもったスピリチュアルな文化が大切にされる見込みがある。日本の文化を見直すことが大切である。 |
講評 | 本年度の卒業論文も、ゼミ生の関心を反映して多様なものとなった。それらの論文は、「食意識」「笑い」「日系二世と三世の意識」「美意識」「幸福」など、さまざまな社会意識を対照としており、方法についても、調査データの分析、ドキュメント分析、文献研究、概念的研究と多様である。 すべての論文からは学生の真摯な努力の後が見られ、結果はほぼ満足のいくものである。ただ、もう少し時間をかければすばらしい論文になると思われるものもあり、この点は少し残念に感じている。 データ収集の難しさ、分析の難しさ、論文構成の決定の難しさ、締め切りに間に合わせて執筆する難しさを学生たちは深く感じただろう。悩んで一時何も書けなくなった学生もいたようだ。それでもなんとか書き上げた学生たちの底力はたいしたものである。ゼミ生全員、今回の執筆の経験を卒業後にも生かして欲しいと思う。 |
キーワード1 | カルチュア |
キーワード2 | グローバル化 |
キーワード3 | アイデンティティ |
キーワード4 | クレオール化 |
キーワード5 | 世界文化 |
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