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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 越水 雄二 |
タイトル | 日本の食文化ー明治時代から平成時代までー |
内容 | 本稿は、日本の食文化について明治時代から平成時代ごとに追いかけて、その背景を知るとともにどのような出来事によって影響を受けて変化してきたか現代の日本の食文化の創造について考察したものである。 今まで身近にあった日本の食文化について何も感じなかった筆者だが、歴史を遡ることで様々な発見や驚きがあった。時を重ねて日本の食文化は少しずつ形を変えて今日までに至ることとなる。この過程を10項目で本稿では辿っている。 考察を通じて筆者は特に次の点を主張したい。今の日本人は「食」に対して感謝の気持ちを忘れている。人間と「食」は最も身近にあるものだからこそ食文化を大切にしていかなければならないと思う。そのためにも私たちの食文化について理解していかなければならない。 本稿を読んで日本の食文化の歴史について理解していただければ幸いである。 |
講評 | 「西洋教育文化ゼミ」では2019年度に14名が卒業論文を提出しました。テーマの設定は全く自由ですが、次に列挙する六つの傾向が認められる結果になりました。 第一に、イギリスの紅茶文化やコーヒーハウス、フランスのカフェといった、飲物を介した人びとのつながりの在り方から現代人の生活に必要なものを考えるテーマ。第二に、グリークラブと音楽史、柔道部と武道教育のように、大学で熱心に取り組んだ芸術やスポーツに関するテーマ。第三に、個人の教育思想と実践としてルドルフ・シュタイナーを2名がテーマにし、第四に、地域の教育文化として北欧の神話や学校教育制度と、北欧諸国と並んで子どもの幸福度が高いと言われるオランダが取り上げられました。第五に、フランスの映画や文学に関するテーマは、映画や舞台芸術への関心から選ばれたものです。そして、中世の女性観と女子教育や現代女性の生き方がテーマにされた背景には、ジェンダーをめぐる問題への関心があります。 以上の六つの柱からなる14の卒業論文には、調査と考察の視野の広さと深まりの点で差が見られるのは残念ですが、ゼミ生が自分の興味関心から執筆を進め、それぞれに可能な範囲で色々な工夫や努力をした跡が認められる点は良かったと私は思います。研究テーマについて各自が調べて考えた内容と、ゼミで中間報告と検討の議論を重ね、提出前には原稿を読み合い確認した経験などが、皆さんの財産になることを祈ります。 |
キーワード1 | 食 |
キーワード2 | 食文化の形成 |
キーワード3 | 時代背景 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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