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学科 教育文化学科
年度 2019
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 現代の早期教育におけるピアジェの認知発達理論の意義
内容 学歴至上主義の日本でますます流行ともなっている早期教育が、子どもたちの発達にどのように影響するのかという観点で、そもそも早期教育とはどういったものを指し、これまでどのように行われてきたのかを見ていく。そして、子どもはどのように発達していくのかということに関して、ピアジェの考え方を取り上げ、子どもの認知発達の過程を理解する。さらに、「子どもには学ぶべき最適の時がある」と言って、子どもの発達に合わせた学習を勧めたピアジェの理論と、そのピアジェの考え方を批判しつつ「どんな年齢の子どもにも教えることは可能だから発達を待つ必要はない」と早期教育を促進する意見を出したブルーナーの理論を比較し、現代日本の教育において必要な立場はどちらであるのかを論じていく。そして、現在実際に行われているピアジェ教育の例をもとに、これからの早期教育はどうあるべきか、親にできることは何かということを提案していきたい。
講評 本論文は、ピアジェの発達論とりあげ、今日の早期教育の状況にたいして批判的な検討を行ったものである。現代の文脈のなかでピアジェの理論にあらためて注目し、早期教育の議論やピアジェ以外の発達論も幅広く調べたうえで、ピアジェの理論の意義を再考している点で高く評価できる論文である。
キーワード1 早期教育
キーワード2 ピアジェ
キーワード3 認知発達
キーワード4 親と教師
キーワード5  
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