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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | クリシュナムルティにおける気づきの教育論 ―あるがままを生きるということ― |
内容 | 本論文の目的は、心の成長や人間の内面的性質に取り組む教育を考察することである。そのために、ジッドゥ・クリシュナムルティという人物を取り上げる。クリシュナムルティは、各自が自分自身の心に向き合い、現在の自分の心に気づくことを人々に伝え続けた人物である。本論文では、まず、彼の生涯や思想の全体像を捉え、次に彼の思想の中心だと考えられる「あるがまま」について考察する。「あるがまま」を考えるために、彼が考える人生の目的や真理、時間の概念にも触れる。クリシュナムルティは、「真理を見つける際には時間を超える」と言及し、今このときに即時の行動をとる重要性を説いた。この行動が、現にある自分自身の心に「気づく」ことである。教育において気づきの実践をすることは、心の教育につながる。現にある自分自身の心に気づき、あるがままの自分を生きる「気づきの教育」こそが、人々の心の成長を促すのである。 |
講評 | 本論文は、クリシュナムルティの人と思想について、彼の多くの文献を丁寧に読み解いて明らかにし、さらにその教育論を描きだしている。人間の状況に対してクリシュナムルティが見いだした洞察を的確に示し、気づきの教育の意義を明確にしている。日本ではまだ研究の進んでいないクリシュナムルティについて、文献研究をとおして本格的に取り組んだ論文である。 |
キーワード1 | クリシュナムルティ |
キーワード2 | 気づき |
キーワード3 | あるがまま |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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