詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 進化心理学から見た宗教 |
内容 | 本論文は宗教を進化心理学の観点から考察するものである。第1章では進化心理学とは何かということを説明し、進化心理学が宗教を説明するに足る学問であることを論じている。第2章では、進化心理学的観点から人類が宗教を獲得した理由を、「集団に秩序を与え、献身を要求するために宗教という概念が必要だったから」とした。第3章では、現在においても宗教が必要なのかどうかという問題についてだ。為政者の観点と民衆側の観点を用いて論じている。そして、これまでに論じたことを全てまとめ、宗教とは「個人単位でヒトが死を避けるために必要な媒体である」とした。そして本論文の結論として、「人と人をつなぐメディアとしての機能を持つもの」であると宗教を位置づけた。 |
講評 | 本論文は、進化心理学という新しい学問の視点から宗教の概念を考察したものである。宗教現象も人類進化において必要となったために発生し機能しているということを論じている。進化心理学の方法論や概念体系についての論述はいくぶん不十分である。 |
キーワード1 | 進化心理学 |
キーワード2 | ダーウィンの進化論 |
キーワード3 | 宗教 |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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