詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | 武道における禅 ―沢庵とヘリゲルを中心に― |
内容 | 本論文は武道における心の働きについて、禅との関係から考察する。本論文では私の剣道人生を通しての疑問から、「稽古」の意味を調べ、そこから剣道の歴史的な背景について述べる。第一章で禅と武道の関係で注目される沢庵についてとりあげる。とくに沢庵の『不動智神妙録』をとりあげ、禅の立場から剣道の教えを考察している。とくにその中の「剣禅一致」という言葉に注目した。『不動智神妙録』の中心思想は「無心」であり、それを目指して稽古することに意味がある。第2章では、弓道と禅の関係の本質を示したオイゲン・ヘリゲルについてとりあげる。弓道の中でも重要な役割を担っている「呼吸法」と「離れ」について調べ、弓道は弓を射ることに全神経を集中させることを重要視しており、意識して行った技と「無心」になった状態での技の違いについて述べ、武道の精神の根幹について考察を行う。 |
講評 | 本論文は、武道における人間形成の側面を明らかにするうえで、禅との関連を調べたものである。とくに沢庵とヘリゲルをとりあげ、武道と禅の関係を考察している。本人が武道をすることから、個別技法と禅の教えの結びつきを丁寧に論じている。 |
キーワード1 | 無心 |
キーワード2 | 沢庵 |
キーワード3 | オイゲン・ヘリゲル |
キーワード4 | 武道 |
キーワード5 | |
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