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学科 教育文化学科
年度 2019
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 日本人の「甘え」精神
内容 本研究の目的は、「甘え」という概念を追及し、土居健郎の「甘え」を中心に、現代日本の問題を見つめ、今後の日本社会において「甘え」がどのような位置付けであるべきなのか、また、今「甘え」を問い直す意味を考えることである。方法として、主に土居健郎の「甘え」に関する文献を用い、彼の見解、そして経験に基づく私自身の意見から結果を導いた。結果として、これまで「甘え」が日本社会における良好な人間関係を構築してきたことが分かったが、これからの社会において、感情に従う「甘え」ばかりではいけないことに気付いた。社会環境の変化には「甘え」が関わっており、現代の問題に向き合うためには、今の「甘え」の立ち位置を理解すべきであると考えた。まずは、個人が「甘え」に気付き、場面における甘えのバランスを考え、「甘え」の先をイメージすることで、現代社会の少子高齢化などの課題を乗り越えられると考えた。
講評 本論文は、土居健郎がかつて問題提起した「甘え」について、それを現代の日本人の関係性のなかで再考し、これからの社会のなかで「甘え」がどのような意味をもつのかを考察したものである。「甘え」の概念について丁寧に議論をしている点が評価できる。
キーワード1 甘え
キーワード2 現代日本人
キーワード3 土居健郎
キーワード4  
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