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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | ネル・ノディングズにおける「苦しみ」と「ケアリング」の関係について |
内容 | 私は周りの人々と関わっていく中で、人間関係に苦しさを感じていた。ネル・ノディングズは、ケアされる側の苦しみは取り除かれるものであり、幸せであることは教育において良い影響を与えるものとみなしている。これは苦しみを美徳として考えてきた私には無い考えであり、この考えによって、多くの人の人生が豊かになるのではないかと考えた。しかし、ノディングズは、ケアする人に伴いうる「罪」の感情にも言及しており、それはケアリング関係が維持されるときのサインであるとも考え、それを単に無くせばよいとは考えていない。ケアリングにおける「苦しみ」をどのように理解すればよいのか。本論文ではノディングズの議論を通じて考えてみたい。第1章ではノディングズのケアリング論、第2章では苦しみ、第3章では苦しみとケアについて論じた。 |
講評 | 本論文は、ノディングズの考えを分析することで、苦しみを単に称揚するような風潮に対して批判的考察をおこなったものである。苦しみに関して多面的に考察をしており、独自な論点を打ち出していることが評価できる。 |
キーワード1 | ケアリング |
キーワード2 | ネル・ノディングズ |
キーワード3 | 苦しみ |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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