詳細 | |
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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2019 |
ゼミ名 | 山田 礼子 |
タイトル | ジェンダーフリーの学校を目指して-男女共学校と別学校出身女子大学生の進路選択・リーダーシップ意識・性役割観の比較から- |
内容 | 筆者は大学4年生になった今まで、ずっと共学校で過ごしてきた。そのため男女一緒に生活することには抵抗はないものの、教室の中で男子の役割、女子の役割というのがなんとなく固定化されているなと感じていた。昨今、男女共同参画が重要視されていく中で、男女別学教育は時代遅れなのではないかと考えていた。しかし、大学に入学し男子校・女子校出身の人と出会う中で、共学出身者とはなにか違う雰囲気を感じた。女子校出身だから女の子らしいという訳ではなく、むしろ強いリーダーシップを感じさせるような人も多くおり、私の固定概念が壊れた。異性とうまく付き合っていく共学と、異性を排除した環境の中で異性の目を気にせず生活する別学とではジェンダー観においてどのような違いが出るのか質的調査を用いて考察していきたい。そして、その結果から性別に関係なく個々が輝ける学校づくりへの理解を深めたい。 |
講評 | 本年度の卒業論文を執筆した学生は20000字が17名、10000字が5名の計22名であった。今年の学生たちは、比較的早期から課題を設定して課題に取り組んだといえる。また、当該ゼミでは大学院生を交えてのゼミでのディスカッションも日常化していることもあり、大学院生からのアドバイスを受けることもできた。全体として、段階的に提出をしながら、完成に近づけてきたが、段階ごとに、教員からのコメントを受けて、修正した内容を教員に提出するというプロセスが機能したと評価できるだろう。ラーニング・コモンズを積極的に利用し、ラーニング・コモンズに常駐している教員からの学習指導を受けたことも、自立的に卒業論文に向き合えた要因となった。当該ゼミでは、20000字の卒業論文では、データを収集し、それを分析することが基本となっているため、早期からデータ収集に取り掛からなければ、分析と卒業論文執筆までこなすことはむずかしい。そうした調査のスケジュールとの兼ね合いという難しい点もあるが、進捗状況をゼミのクラスで発表するたびに、ゼミ生同志あるいは教員からのアドバイスを受けながら、どこまでをいつまでにしなければいけないかということを今年は比較的スムーズに積み重ねることができたように思う。また、10000字の卒業研究についても、データを収集しないで、課題を設定し、それを文献を主に参照しながら、分析するというプロセスであるが、かえって曖昧となりがちで難しいのであるが、今年の10000字を選択した学生たちは、比較的曖昧さがない、10000字内での課題設定と分析ができていたように思う。ぜひ、20000字選択と10000字選択において、来年度の4回生(わたくしが今年サバティカルであったことから、4回生はいない可能性があるが)に今年の経験を伝え、踏襲できるようなシステムを構築してほしい。 |
キーワード1 | ジェンダー |
キーワード2 | 男女共同参画 |
キーワード3 | 男女別学教育 |
キーワード4 | リーダーシップ意識 |
キーワード5 | 進路選択 |
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