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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 立木 茂雄
タイトル 合意制家族の葛藤について――家族内呼称の変動を用いて――
内容  家族とは何を指すのだろうか。家族の定義付けが難しくなっている現代において、人々は、お互いの合意や共同選択によってのみで成り立つ合意制家族を形成している。よって、合意制家族は、自由な反面、常に家族崩壊の危険性が伴っており、人々は孤独を感じやすい状況に陥っている。そのような背景の元で、家族内で合意が得られない時、家族はすぐに崩壊してしまうのだろうか。現在では、離婚や家族崩壊を避けるために、各家庭により、様々な問題(家族内合意のズレ)表面化の回避手段がとられている。今回は、そういった家族成員同士の問題表面化回避手段を調査していくにあたって、人と人との関わり合いに重要な役割を持つ呼称を用いて調査していく。実際に使用されている家族内呼称の例を用いて分析していく。家族の在り方の変容と同様に、家族内呼称も変化しているのである。家族は愛情で繋がっており、脆いようで、頑固な集団である事を感じてほしい。
講評  2009年度立木ゼミの卒業論文では、キリスト教青年活動の国内比較、同志社4高校卒業生の比較研究、障害をもつ学生の大学における学習保障、酒場での一人飲み、フリー・ハッグ現象の盛衰、家族内での相互の呼称、アトピー性皮膚炎に関する医療社会学など、非常に多様なテーマが取り扱われました。それぞれ3回生後半から文献展望を始め、実証研究を志向しました。例年になく就職活動が厳しいなかで各ゼミ生諸君は最後まであきらめず熱心に社会学的研究に取り組んだと思います。
キーワード1 合意制家族
キーワード2 家族内呼称
キーワード3 合意
キーワード4 問題表面化回避手段
キーワード5  
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