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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | 教会活動に対する青年の動機づけ――日本聖公会11教区の青年活動―― |
内容 | 現代の日本社会において、宗教団体のもとで活動している若者の数はどれほどだろうか。その数は決して多くはない。そのような社会的マイノリティグループである、宗教的な活動に取り組む若者がもっている活動に対する動機とはなにか。若者たちの宗教的活動に対する欲求を生み出している社会的な要因を、教会の青年活動を単なる宗教的活動という一面的な見方にとどまらず社会的行為として捉えることによって、明らかにする。行為の重層的な構造と、行為がもっている欲求充足、道具的、評価的な3つの側面に焦点を当て、実際に行われている宗教的活動の分析を試みた。キリスト教団体である宗教法人日本聖公会の全11教区を対象に調査を行い、青年が教区をとりまく様々な客体といかなる相互作用によって青年活動への動機づけがなされているのかについて考察した。その結果、行為がもっている連続的な側面が、キリスト教の集団の中で活動する青年の行為の傾向を探ることによって明らかになった。 |
講評 | 2009年度立木ゼミの卒業論文では、キリスト教青年活動の国内比較、同志社4高校卒業生の比較研究、障害をもつ学生の大学における学習保障、酒場での一人飲み、フリー・ハッグ現象の盛衰、家族内での相互の呼称、アトピー性皮膚炎に関する医療社会学など、非常に多様なテーマが取り扱われました。それぞれ3回生後半から文献展望を始め、実証研究を志向しました。例年になく就職活動が厳しいなかで各ゼミ生諸君は最後まであきらめず熱心に社会学的研究に取り組んだと思います。 |
キーワード1 | 行為 |
キーワード2 | キリスト教会 |
キーワード3 | 動機づけ |
キーワード4 | 青年 |
キーワード5 | パーソンズ |
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