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学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 立木 茂雄 |
タイトル | 「障害」を捉える新たな視点 |
内容 | 本論は障がい者が抱える「障害」とはどのような現象であるかを考察するものである。また、私たちが考えがちであるこれまでの福祉や医療から捉える障害観を変えることを目的とし、「障害」というのは非常に社会的な現象であるという認識を共有するために論考を進めていく。「障害」というものが、一種の社会現象であるということは、個人に内属する要素と社会に内属する要素とが複雑に絡み合うことで、それが出現するということである。その要素が何であるかを明らかにしつつ、「障害」が社会にある制度やルールからだけでなく、個人の内的過程においても発生する可能性があることを指摘していく。また、それと同時に、私が同志社大学で「障がい学生支援制度」のサポートスタッフとして活動してきた経験を通して、障がい学生にとってのサポートとは何かを明らかにしていく。この論文は、私たちがときに偏見に満ちた視線で障がい者というものを捉える思考を根底から覆していくために執筆したものである。「障害」はさまざまな要素によって構築し、生成されるものである。 |
講評 | 2009年度立木ゼミの卒業論文では、キリスト教青年活動の国内比較、同志社4高校卒業生の比較研究、障害をもつ学生の大学における学習保障、酒場での一人飲み、フリー・ハッグ現象の盛衰、家族内での相互の呼称、アトピー性皮膚炎に関する医療社会学など、非常に多様なテーマが取り扱われました。それぞれ3回生後半から文献展望を始め、実証研究を志向しました。例年になく就職活動が厳しいなかで各ゼミ生諸君は最後まであきらめず熱心に社会学的研究に取り組んだと思います。 |
キーワード1 | 障害 |
キーワード2 | 障害者 |
キーワード3 | インペアメント |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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