詳細 | |
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学科 | 社会学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 男性ジャニーズファンのまなざしとその背景 |
内容 | 本稿では男性ジャニーズファンがジャニーズタレントに対して向けている眼差しとその背景について研究を行った。手法としてはインタビュー調査と男性ファンのブログを分析した。 そこから浮かび上がった眼差しは3点である。1点目に「尊敬」2点目に「少年漫画的」3点目に「愛らしい」という眼差しである。 ジャニーズタレントが国民的人気を得ようと努力をし続ける点に男性は同じ「仕事に生きる者」としての尊敬を感じ、少年漫画を応援する少年の眼差しを送るのである。 そして、この背景としてジャニーズアイドルをジェンダー的な色眼鏡なしでたのしむ家庭環境、その家庭環境の構築にジャニーズを愛好する女性の存在がいることが分かった。彼女たちの影響により、男性ファンはジャニーズアイドルを「疑似恋愛要素」を本質として捉えるのではなく「人間ドラマ」の観点から消費する眼差しを獲得したのである。 |
講評 | ジャニーズを男性ファンの視点から考察したユニークな論文である。ここで指摘されている眼差しは女性ファンにもあると思うが、男性ファンには「同担拒否」のような排他性はないという。それはジェンダーとしての男性の特性なのだろうか?かつては少年漫画の女性ファンについて多くの議論がなされたが、それが現在は反転したということだろうか?さまざまな論点が含まれる良い論文だと思う。 |
キーワード1 | ジャニーズ |
キーワード2 | ファン心理 |
キーワード3 | アイドル |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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