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学科 | 社会学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 鵜飼 孝造 |
タイトル | 日本におけるフィンテックの発達と課題 ―社会学の視点から― |
内容 | 本論文は、FinTechに関して金融の歴史を、主に貨幣の観点から紹介すると共に、なぜ現代においてFinTechの発達が必要不可欠なのかということ、FinTechとは具体的にどういったものかということ、また、日本と諸外国を比較し、日本がFinTechの開発・普及に遅れをとっている状況について、投資額、現金流通額などの統計を用いて説明する。そして、なぜ遅れているのかということを経済的な視点のみならず、社会学の視点(高齢化、日本固有の雇用形態)からも考察し、これから日本がどのようにFinTechの発達に向き合っていくのかということを提案したものになっている。最後には、金融機関に勤めるものとして、社会に対してどういった役割を担っていきたいのかということについても述べている。研究方法は、主にこれまでに研究されたFinTechに関する論文、雇用形態に関する論文や、日本における金融資産の年齢別分布などの統計などの参考文献、資料を用いた。 |
講評 | 技術的には可能でも、社会的にはなかなか普及発達しないという「日本あるある話」として興味深く読ませてもらった。国民の間で「死蔵」されている資本をどのように活用していくべきか、フィンテックが一部の富裕層を有利にするのではなくて、むしろ本当に資本を必要とする人に行き渡るための技術であって欲しいし、そのような視点を今後も発展してもらいたい。 |
キーワード1 | FinTech |
キーワード2 | 金融の歴史 |
キーワード3 | 社会問題 |
キーワード4 | |
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