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学科 社会学科
年度 2020
ゼミ名 鵜飼 孝造
タイトル 未来のファッション消費を考える
内容 アパレル業界が不振に陥っている要因をインタビューや文献をもとに分析し、未来のファッション消費について考察した。インタビューの対象者は、アパレル販売員のアルバイトを行っている大学生である。インタビューの結果として、大学卒業後にアパレル業界を志望している者は5人中1人しかおらず、様々な理由から業界としての魅力が現場レベルでなくなっていることが分かった。また、アパレル業界の現状を分析した際、ファストファッションの登場による消費者の価値観の変化、ファッションを取り巻くメディアの変化が業界としての不振に大きく関わっていた。社会が激しく変化する中、オンラインブランドやフリマアプリはファッションに消費者が求める新しい価値を生み出し、アパレル業界で大きな存在感を示すようになった。百貨店やSCに店舗を構える国内大手アパレル企業は、これまでの当たり前を見つめ直し、ファッション消費における新しい体験価値を生み出していくことが今後大変重要になるのではないだろうか。
講評 実際にアパレル販売員をしている学生に、アパレル業界の問題点を語ってもらったインタビュー記録が圧巻だった。たしかに現在の不振の原因として、業界を取り巻く環境の変化もあるだろうが、売り上げを増やすために無理にブランドや店舗を増やしすぎ、無駄の多い経営に陥ったこと、優秀な人材を得にくくなったことが大きな原因ではないだろうか。ただし、海外に目を転じれば、まだまだ潜在的マーケットは大きいだろう。そのような視点があればなお良かったと思う。
キーワード1 アパレル
キーワード2 ファッション
キーワード3 新しい価値
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