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学科 社会学科
年度 2020
ゼミ名 森 千香子
タイトル マッチングアプリは結婚活動に変化をもたらしたのか
内容 ソーシャルメディアを介しての出会いと聞けば、かつて危険なものであると認知されていたが、近年、ソーシャルメディアを介しての出会いが普及しており、結婚をするための活動においてもアプリケーションが使われるようになってきた。そのような現状について、本稿ではマッチングアプリを用いて結婚活動を行う女性に焦点を当て、マッチングアプリの普及という技術革新は、婚活のあり方や、婚活を通して女性が結婚相手に望む条件といった内容に変化をもたらしたのかを検証した。分析の結果、マッチングアプリを利用する未婚女性が結婚相手に求める条件は、年齢や顔といった相手自身の性質が挙げられるのに対し、未婚女性全体の、結婚相手に求める条件は一緒にいて気を使わない・楽しいなど自分と合うかどうかが挙げられるという違いが見られた。しかし、どちらも「価値観」が上位に挙げられ、共通する部分があることも明らかになった。
講評  デジタル時代にあらわれた「婚活アプリ」。このような技術革新はいわゆる「婚活」のあり方や、結婚に求める条件などにも変化をもたらしたのだろうか。このような問題意識を出発点に、著者は政府や民間シンクタンク、企業が行なったアンケート調査の結果にもとづいて、「アプリ」が現代の若者の結婚への意識に与えた影響の程度について考察を行い、まとめあげた。既存データの活用だけでなく、アプリ利用者に対するインタビュー調査などを行って、データを得ることができていれば、よりオリジナリティのある研究にしあがったであろう。
キーワード1 婚活
キーワード2 出会い
キーワード3 マッチングアプリ
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