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学科 社会学科
年度 2020
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 麻雀嗜好の男女差 ――eスポーツとの比較による推考――
内容  本稿では麻雀の嗜好に関する男女差についてまずは麻雀とゲームという題材を、それぞれマインドスポーツとeスポーツといったスポーツという観点から見ていった。スポーツをフィジカルスポーツ、マインドスポーツ、eスポーツという観点から見ることで身体の能力をいかんなく発揮するものと身体を動かさないものに二分化するためである。そして、マインドスポーツとeスポーツを遊びという視点に置き換え、インタビュー調査をすることによってこれらのスポーツの男女差の原因を探りつつ、麻雀が今後男女関係なく広まっていくためにはどうするべきかを検討してきた。結果、人々が持つ麻雀とゲームの違いについて顕著に表れたのがゲームの即時性である。いつでもどこでもやれるゲームに対して人数と場所が限られている麻雀。ここに女子人気の差が大きく出たのではないかと結論付けた。
講評  なぜ麻雀は女性に人気がないのか、という問題をゲームとの比較をもとに性差の観点から検討しようとした。過去の研究で明らかになった女性は男性より戦略的遊び、偶然性を強調した遊びを好むという点に合致することがインタビュー調査で明らかになったが、その女性がマージャンを好まないという矛盾を抱えながら、麻雀には即時性がないため女性には受け入れられない、という結論で論文は終わっている。女性とともに男性を対象として調査を行うこと、メディアに登場する麻雀のイメージをインタビューで考察すれば、この矛盾に対する一定の回答が出たのではないかと考える。
キーワード1 麻雀
キーワード2 ギャンブル
キーワード3 性別役割
キーワード4  
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