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学科 | 社会学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 小林 久高 |
タイトル | テレワークの普及と懸念 |
内容 | 「テレワーク」は、通勤時間の短縮、ワーク・ライフ・バランスの確保、オフィスのコスト削減などに寄与すると言われており、その導入を希望するという意見も多い。しかし昨今のコロナ騒動では、テレワークを一度導入したものの、のちに廃止したという企業が少なからず見られた。つまりテレワークには負の側面があると考えられる。それは個人・組織規模では、生産性が低下すること、組織としての機能が失われることが原因として考えられた。また今後さらにテレワーク化が進めば、都市が衰退、労働市場が悪化、そしてサイバー攻撃が増加することも懸念される。 人々が求める労働の在り方を確立していくためには、テレワークの導入によって得られるもの・失われるものを注意深く吟味し、これらの反対意見や懸念を一つずつ解決していく長期的な姿勢が必要である。 |
講評 | コロナ禍の下で一般的になったテレワークについて、コロナ以前の統計資料や研究成果も参照しつつ検討した論文。特定の立場に立たず、正負の両側面について冷静に議論している点が評価できる。社会学的想像力をさらに発揮して、現代の職業社会と人間のあり方に関連させるような展開があれば、さらに良くなったと思う。 |
キーワード1 | テレワーク |
キーワード2 | 生産性の低下 |
キーワード3 | 情報漏えい |
キーワード4 | |
キーワード5 | |
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