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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル ホームドラマにおける母親像
内容  母親とは一体何であろうか。子どもを生むため、育てるため、教育するため、そんな母親の何?という部分をテレビドラマで描かれる母親から導き出すために始めた。またそこで描かれるのは、何かしらの理想を持って生まれた人間であり、私たちの理想像なのではないか。そこで年代毎に注目のあったテレビドラマを取り上げ、その中の家族構成と母親という人間についての観察を行う。その結果、ドラマの中では理想と現実が入り混じっていた。経過を簡潔に表すと「理想→理想と現実→現実」である。テレビドラマが始まった当初は理想を強く押し出し、人びとにとってホームドラマは温かく、さわやかで、見終わった後にはどこかほっこりするような構成をとっていた。しかし時代とともに現実を示すかのようなシリアスな作りへと変化した。その中で変わらないのが母親の「強さ」であった。母親に焦点を当てると、母親の持つさまざまな「強さ」が描かれていた。
講評  卒業論文は、4年間の集大成。とはいうものの、なかなか集中するまでに時間がかかった人もいましたね。卒業論文は、一般的には早くテーマを決めた人が、最終的にはいい成果にたどり着きます。結果を見る限り、今年もそういうことだったようです。とはいえ、相関係数でいうと0.7程度の話です。遅く始めても、逆転ができるぐらいのパワーがある人が現れなかったのは、少々寂しい感じもします。
キーワード1 テレビドラマ
キーワード2 母親
キーワード3 理想と現実
キーワード4 強さ
キーワード5 作り手
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