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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 中川 吉晴 |
タイトル | シュタイナーの教育観からみる感覚教育の重要性 |
内容 | 近年、日本の子どもたちの自己肯定感が低いことが問題視されている。そこで、文部科学省の幼児教育の目標と、ルドルフ・シュタイナーの説く幼児教育の目標との違いに興味を抱いた。哲学者、神秘思想家、教育者であるシュタイナーは、多様な分野で独自の人間観、世界観を築いた。ここではシュタイナーの教育観の背景となる思想の理解を深めながら、今後の教育に必要なことを考える。 シュタイナーによると、人間の感覚は12個あるという。感覚教育とは、12感覚で感じたことだけではなく、ものの内面まで想像することである。日本の幼児教育では、感覚教育をより重視するべきであると考える。幼稚園や、教育の土台となる家庭内教育で感覚教育を行い、子どもが自由に発想して行動することを支援しなければならない。また、シュタイナーによると、幼児教育の基本原理は手本と模倣である。そのため、教師や親は、子どもが安心して真似できる存在でなければならない。 |
講評 | 本論文は、日本の教育問題に対するひとつの方途として、シュタイナーの幼児教育、とくにその感覚教育を論じたものであり、シュタイナーの人間観や教育の全体像をとらえて論じている点が評価できる。 |
キーワード1 | シュタイナー教育 |
キーワード2 | 感覚教育 |
キーワード3 | 幼児教育 |
キーワード4 | 家庭内教育 |
キーワード5 | |
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