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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 中川 吉晴
タイトル 「女性嫌悪」に走る社会―韓国社会で拡散する「女性嫌悪」傾向について―
内容 「女性嫌悪」という表現は、主に韓国で用いられる用語であるが、同意語に、日本では「女性蔑視」、英語では「ミソジニー」と表現され、女性に対する嫌悪や蔑視、反女性的な偏見を表す際に用いられている。この歪んだ思想は、今日拡散傾向にある。
本論文では、女性嫌悪の社会風潮の元になる女性に対する差別的認識や待遇の社会的背景に触れ、主に韓国社会の女性嫌悪の現象に焦点を当てていく。女性嫌悪の雰囲気が蔓延する場はあらゆるところに存在しているが、その中でも、政治や経済、教育現場、インターネット上のコミュニティの中でそれが一層鮮明になる傾向が強い。社会的な地位で優位に立っている男性側に比べ、女性側は性的に不合理な扱いを受けても堂々と声を出すことが難しかったが、SNSの急速な巨大化を契機に拡散した「Metoo運動」を通し、彼女らが積極的に自分の権利を主張することに繋がっているのである。
講評 本論文は、韓国における「女性嫌悪」という現象に関して、韓国社会の状況をふまえて考察したものである。一次資料も使用し、社会の深層を明るみにだしている点で評価できる。
キーワード1 女性
キーワード2 嫌悪
キーワード3 女性嫌悪
キーワード4 Metoo運動
キーワード5 性的平等
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