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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 吉田 亮
タイトル 多文化共生社会ハワイに貢献した日系集団と民主主義―1950年代ハワイ盆踊りを事例として―
内容 本稿では、1950年代のハワイ社会に対し、日系集団が行った多文化共生に貢献するアプローチについて研究を行った。先行研究では、ハワイで多文化共生が成立している基盤として、そもそもハワイには他者を友好的に受け入れるアロハ精神というものが根付いているとされ、日系集団はその恩恵を受ける立場として常に描かれてきた。そこで本稿ではハワイの夏の一大文化として親しまれている盆踊りに注目し、その盆踊りが「市民宗教化」したとして、盆踊りを通じて日系集団が達成しようとした民主主義、さらにその民主主義とハワイ立州の関係について考察した。第一章では日系社会と盆踊りの歴史について説明している。そして第二章では『布哇報知』を用いて、日系集団による盆踊りを通じた多民族社会ハワイへのアプローチについて分析した。さらに第三章でも同じく『布哇報知』を用いて、日系が達成した民主主義とハワイ立州との関係性について分析・考察を行った。
講評 「多文化共生社会ハワイに貢献した日系集団と民主主義―1950年代ハワイ盆踊りを事例として―」は、当該時期における日系集団の民族文化リバイバルを担うはずの盆踊りが「市民宗教化」し、多文化共生化の潤滑油として機能する可能性があることを指摘した研究である
キーワード1 ハワイ
キーワード2 多文化共生社会
キーワード3 盆踊り
キーワード4 民主主義
キーワード5 市民宗教
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