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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 吉田 亮 |
タイトル | 2010年代のアメリカにおける黒人差別―映画「ヘイト・ユー・ギブ」を事例に― |
内容 | 本稿では、2010年代のアメリカ社会における黒人差別の実態について研究を行った。2018年に公開された映画「ヘイト・ユー・ギブ」を事例に、本映画内で見られる黒人差別を中心として映画と社会が互いにどのような影響を与え合ったのかという点について論じている。これまでの研究では、映画内における一般的な黒人差別についてのみ論じられているものが多く、2010年代という直近の時代に注目したものや、本映画のようなティーン世代の黒人を題材とした映画の研究はなされていなかった。そこで本稿では、人種問題が特にクローズアップされた当該年代において映画と社会との関係性について考察した。第一章では、2010年代のアメリカ社会と「ブラック・ライヴズ・マター」について説明している。第二章では、事例として挙げる映画内において黒人差別が見られるシーンをピックアップし、それらについて考察する。第三章では、『ニューヨーク・タイムズ』をはじめとした媒体から、映画と社会の関係性について分析する。 |
講評 | 「2010年代のアメリカにおける黒人差別―映画「ヘイト・ユー・ギブ」を事例に―」は、映画「ヘイト・ユー・ギブ」を取り上げ、どのように当該時期アメリカにおけるアフリカ系の社会的「ポジショナリティ」を見事に投影しているかを検討することで、映画と社会の関係性を指摘した研究である。 |
キーワード1 | アメリカ |
キーワード2 | 人種差別 |
キーワード3 | 映画 |
キーワード4 | 21世紀 |
キーワード5 | ブラック・ライヴズ・マター |
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