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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 吉田 亮
タイトル 19世紀末~20世紀初期のアメリカ社会における花を愛でる文化の受容-ポトマックの桜を事例に-
内容 本稿では19世紀末から20世紀初期のアメリカ社会における日本の花を愛でる文化と日本観への影響について研究を行った。先行研究では19世紀末から20世紀初期の日米関係について互いに影響を受けていたことが分かった。しかし、文化交流を通して日本の文化や精神理解について人々の尽力やアメリカ人の反応の研究が不足していた。そこでポトマックの桜を事例に、桜植樹に尽力したエリザ・シドモアの日本観や活動を分析し、アメリカ人の抱く日本観にどのような変化をもたらしたのか明らかにした。第一章では、19世紀末から20世紀初期における日米関係の歴史を説明している。第二章では、日本の桜、桜の花を愛でる精神について説明している。第三章では、桜植樹の歴史についてポトマックの桜を事例に論じている。第四章では、桜植樹に尽力したシドモアについて彼女の著書や活動について分析し第五章では、桜植樹推進運動や新聞記事から市民の反応を分析しアメリカ人の日本観の変化について考察している。
講評 「19世紀末~20世紀初期のアメリカ社会における花を愛でる文化の受容-ポトマックの桜を事例に-」は、当該時期の桜外交を手がかりに、文化の基底をなす精神性の伝達・受容の視点から文化交流の有り様を問い直した研究である。
キーワード1
キーワード2 花を愛でる文化
キーワード3 友好
キーワード4 文化交流
キーワード5 日本観
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