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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 吉田 亮
タイトル アメリカベースボールにおける黒人の地位向上ートリガー的役割を果たしたジャッキー・ロビンソンー
内容 本稿では、アメリカベースボールの歴史を踏まえて、1940年代から1950年代におけるアメリカ最高峰のプロ野球リーグ、メジャーリーグ(MLB、以下MLBと呼称)における黒人選手の参入と定着を事例に、「アメリカベースボール界の黒人の地位向上」について論じた。当該年代までのアメリカベースボールの歴史を振り返り、ベースボールとベースボールに関わる人々の価値観の変容を追いながら、終着として、当該年代に活躍した「黒人初のメジャーリーガー」ジャッキー・ロビンソン(Jackie Robinson 1919-1972)をきっかけに、黒人選手がどのようにMLBに参入・定着を果たしていくのかを論じ、その中で起こった黒人選手への周囲の見方の変化から、「アメリカベースボール界における黒人の地位向上」について研究している。第1章では、1940年代から1950年代に至るまでのアメリカとベースボールの歴史を振り返る。加えて当時の黒人の扱いについても触れる。2章では、1940年代、1950年代におけるジャッキー・ロビンソンのMLB参入、その背景について説明している。第3章では、ジャッキーを含め黒人選手のMLBへの定着に関して『ニューヨーク・タイムズ』を中心に研究を行った。
講評 「アメリカベースボールにおける黒人の地位向上――トリガー的役割を果たしたジャッキー・ロビンソン――」は、ジャッキー・ロビンソンを事例に、アメリカプロスポーツを代表するベースボール界の民主化を多様な社会的ニーズの変化と関連付けて明らかにした研究である。
キーワード1 ベースボール
キーワード2 黒人
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