詳細 | |
---|---|
学科 | 社会学科 |
年度 | 2009 |
ゼミ名 | 尾嶋 史章 |
タイトル | 大学キャンパス移転が周辺地域に及ぼす影響 |
内容 | 本稿では大学の郊外移転や都心回帰によって、移転先または移転後の周辺地域にどのような影響が生じるのかについて郊外移転、都心回帰の両方を経験した青山学院大学と過去に郊外移転を経験した同志社大学の事例について述べた。本稿の流れとして、まず移転が生じる原因を過去の高等教育政策の内容から明らかにし、先行研究からどのような影響が生じるかを確認した上で、各大学の移転で生じた影響を述べた。分析の結果、郊外移転の場合、大学の開設にともない人口や商業施設の増加、交通面の発達などから地域全体が活性化していくという影響が生じた。また、都心回帰の場合、商業施設数などに大きな変化はないが、大学開設による流入人口の増加により周辺地域の商業を活発化させるという影響が生じている。キャンパスが閉鎖された場合、周辺地域において大学と関係の深い商業施設ほど影響を受けその数の減少が激しくなるという結果が得られ、それぞれの結果から大学が周辺地域にもたらす影響の大きさを確認できた。 |
講評 | 卒業論文は、4年間の集大成。とはいうものの、なかなか集中するまでに時間がかかった人もいましたね。卒業論文は、一般的には早くテーマを決めた人が、最終的にはいい成果にたどり着きます。結果を見る限り、今年もそういうことだったようです。とはいえ、相関係数でいうと0.7程度の話です。遅く始めても、逆転ができるぐらいのパワーがある人が現れなかったのは、少々寂しい感じもします。 |
キーワード1 | 大学移転 |
キーワード2 | 周辺地域 |
キーワード3 | 郊外移転 |
キーワード4 | 都心回帰 |
キーワード5 | |
戻 る |