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学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 奥井 遼
タイトル マイルドヤンキーは変化を遂げているのか ―非行当事者の語りをふまえた分析―
内容 本論文は、2014年ごろから呼ばれ始めた「マイルドヤンキー」が、その後今日に至るまでどのような変化を遂げているのかを明らかにすることを目的としている。具体的には、非行経験のある当事者たちにインタビュー調査を行い、その特徴と傾向を明らかにした。結果として、2020年現在のヤンキーは2014年のマイルドヤンキーに比べて、よりマイルドになり、上昇志向を持つヤンキーへと変化を遂げていることが示唆された。第1章では、ヤンキーという語の由来と1970年代から2010年代までのヤンキーの変遷について概観した。第2章では、マイルドヤンキーの特徴について述べ、2020年現在のヤンキーと比較するためのマイルドヤンキー指標を作成した。第3章では、2020年現在のヤンキー3名に対してインタビュー調査を行い、マイルドヤンキー指標と比較から、現在のヤンキーの特徴を考察した。
講評 現代の「ヤンキー文化」についての論考である。本論文の独創性は、「マイルドヤンキー指標」の提案にある。2010年ごろから呼称がつきはじめた「マイルドヤンキー」であるが、先行研究からその具体的な特徴を抽出し、13項目にまとめた。さらに「もと非行少年」に対するインタビューをもとに、それぞれの「マイルドヤンキー」度合いを分析した点も特筆すべきである。議論の多少の荒さは残るものの、着想と手法の斬新さが評価できる。
キーワード1 マイルドヤンキー
キーワード2 2020年現在のヤンキー
キーワード3 上昇志向
キーワード4  
キーワード5  
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