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学科 | 教育文化学科 |
年度 | 2020 |
ゼミ名 | 奥井 遼 |
タイトル | 日本企業社員のモチベーションを上げるには ―成果主義と年功序列の対比から考えるー |
内容 | 本論文では、他国に比べてモチベーションの低い社員の割合が多いとされる、日本企業社員のモチベーションを上げるためにはどうすれば良いのかについて考察する。第1章では、先行研究をふまえながら、日本企業社員のモチベーションが低い要因についての整理を行う。第2章では、日本企業と、日本企業に比べてモチベーションの高い社員の割合が5倍以上とされるアメリカ企業との比較をもとに考察を行う。第3章では、成果主義を導入している日本企業で働く社員2人にインタビューを行い、モチベーションに関する考え方や実践方法について考察を加える。第4章では、日本における成果主義が定着していくために必要なことについて検討する。以上をふまえた成果として、日本企業における年功序列制の廃止、および成果主義の導入に関する肯定的な見方を得ることができる。 |
講評 | 日本企業はいわゆる年功序列制度、アメリカ企業は職能給制度をとっており、前者は働くモチベーションが低く後者は高い、というのはステレオタイプ的な見方である。当初はこうした見方に沿っていた著者は、日本でも職能給を採用している企業が多いことに気づき、それを支える制度を分析するとともに、成果主義的な環境でモチベーション高く働く社員に対するインタビューを行い、その秘訣を明らかにした。先行研究の調べ方がやや甘く、視点の単調さが見られはするものの、資料調査およびインタビュー調査を組み合わせた意欲作である。 |
キーワード1 | 成果主義 |
キーワード2 | 年功序列 |
キーワード3 | モチベーション |
キーワード4 | 日本企業社員 |
キーワード5 | アメリカ企業 |
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