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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 飽食時代の食料自給率問題
内容  この論文は、食料自給率に着目し、日本における食料の安定供給に関して検討と考察を行ったものである。現在、日本の食料自給率はおよそ40%で、この数値は主要先進国の中でも最も低いといわれている。そこで今、農水省は2015年までに自給率を45%にまで上げることを目標としている。本論分では、まず食料自給率の具体的な意味を取り上げ、その上で食料自給率の低下した要因を掘り下げて見ていった。後半では食料自給率が低いことによって何が問題となるかについて論じ、食料自給率を上げるための取り組み、そしてその取り組みの障害となるものについて検証を行った。今の日本の食料自給率は、食料需給の危うさを示すものとして捉えることができるが、そのような状況にも関わらず国や、地方自治体によって有益な対策が講じられていないのが現状である。私達一人一人が自分達の食生活を見直すことによって、今後も安定的な食料供給を維持し続けることが可能となるのではないかと思う。
講評  卒業論文は、4年間の集大成。とはいうものの、なかなか集中するまでに時間がかかった人もいましたね。卒業論文は、一般的には早くテーマを決めた人が、最終的にはいい成果にたどり着きます。結果を見る限り、今年もそういうことだったようです。とはいえ、相関係数でいうと0.7程度の話です。遅く始めても、逆転ができるぐらいのパワーがある人が現れなかったのは、少々寂しい感じもします。
キーワード1 食料自給率
キーワード2 農業の衰退
キーワード3 地産地消
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