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学科 社会学科
年度 2009
ゼミ名 尾嶋 史章
タイトル 女性にとっての働きやすさとは
内容  元来、日本では「男は仕事、女は家庭」という価値観が一般的であった。しかし世界的な女性の地位向上と日本における少子高齢化の影響を受け1985年に制定された男女雇用機会均等法の制定を期に、女性労働力の活用は日本社会において重要視されるようになった。以来、企業は様々な制度の制定や政策に取り組んでいる。産休、育休制度、女性推進室の設置などのポジティブ・アクションは、確実に女性の職場環境を向上させているだろう。では実際に働く女性は、どのような点をもって「働きやすい」と感じているだろうか。本稿では内閣府の調査と雑誌の調査結果からその視点を探った。そしてそれらから分かった働く上で重要なポイントとなる「採用」「昇進」「勤続」の三つの段階における今後の課題を分析した。物理的な側面では女性にとって働きやすい社会に変化してきているが、課題を達成するためにはそれらの制度を受け入れ、新しい家庭観や多様な働き方を人々が認識する必要がある。今後女性の能力の活用を促進するのであれば、男女ともが働き方の多様化を認め、考えていく必要があるだろう。
講評  卒業論文は、4年間の集大成。とはいうものの、なかなか集中するまでに時間がかかった人もいましたね。卒業論文は、一般的には早くテーマを決めた人が、最終的にはいい成果にたどり着きます。結果を見る限り、今年もそういうことだったようです。とはいえ、相関係数でいうと0.7程度の話です。遅く始めても、逆転ができるぐらいのパワーがある人が現れなかったのは、少々寂しい感じもします。
キーワード1 女性労働
キーワード2 働きやすさ
キーワード3 キャリア
キーワード4  
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