詳細
学科 教育文化学科
年度 2020
ゼミ名 越水 雄二
タイトル 人間形成におけるスポーツ・体育の役割 ―日本の運動部活動の充実を目指して―
内容 この論文は人間形成においてスポーツはどのような役割を果たすのかと言う疑問に対し、各時代や国によってのスポーツ、体育に対する考え方を考察していき、現代の日本の運動部活動の課題解決、充実を目指していくための論文である。具体的には、スポーツの起源、各時代によって違うスポーツの意義本質を探り、学校体育と言う観点から、スポーツ、体育と人間形成の関係性をアメリカ、ドイツ、イギリスの3カ国から考察していく。また、日本の戦前と戦後のスポーツ体育について時代に沿って述べ、現代日本における運動部活動の課題を洗い出し、現代ではよく取り上げられる体罰、暴力問題について、そのような問題が起こる背景、そして課題に対しての提言を述べていく。そして、以上を踏まえてスポーツが人間形成にどのような役割を果たしているのかということを述べ、日本の運動部活動がより良い環境になっていくのかという部分を述べていきたい。そしてこれらを踏まえてこれからの課題にも繋げていきたい。
講評 「教育文化学演習Ⅲ・Ⅳ-4」すなわち〈西洋教育文化ゼミ〉では2020年度に12名が卒業論文に取り組み、全員が提出できたことを私は幸いに思います。例年、テーマの設定は各人が全く自由に行いますから、今年も12論文のテーマは多様でした。それらの中に共通する今年度の傾向を敢えて挙げるならば、一つはスポーツ、もう一つは音楽が、文化と人間形成に及ぼす影響に関するテーマを考察する論文が合計5編を数えたことでしょう。
自分の興味関心や経験から選んで決めたテーマで、まず文献や史資料を探し、次にそれらの内容を理解し、分析することに努め、さらに自分の視点で検討して、調査と考察を進めていく。そして、調査と考察の内容を、論文の構成を工夫しながら分かりやすい文章に述べて、まとめていく。これらの過程で、研究内容をゼミで報告し、仲間からの感想や質問や意見を通じて、自分が理解し考察している内容を確認していく。
このようにして卒業論文を書き上げた経験は、大学卒業後に論文を書く機会ではなくても、仕事や生活の中での様々な課題に取り組む際に応用して活かされていくはずです。また、自分の研究テーマに関する知識はもちろんですが、ゼミの他のメンバーの卒論報告から知った多くの事柄やそれらから自分も考えさせられた内容も、皆さんの知的な財産として生涯学習に役立っていくことを期待しています。卒業論文への各自の努力とゼミでの取り組み、大変お疲れ様でした。
キーワード1 人間形成
キーワード2 スポーツ
キーワード3 体育
キーワード4 体罰
キーワード5 運動部活動
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